"REVUE DU LUXE" ~ 自腹散財による逸品レビュー

紳士靴・腕時計など、自腹散財の感想&レビューを、40代男性視点で発信中!

JM Weston レザースニーカー ”一流紳士靴屋の作るスニーカーは一流?”

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JM Weston レザースニーカー

JM Weston・・・ええ、ワタシも大好きです。

パラブーツもエシュンも、フランス靴は好きですが、Westonは別格です。

180シグニチャーローファー、ゴルフ、ハーフハントなど所有していますが、なかなか普段履きでおいそれと気軽に履けないのがちょっと難点です(笑)。

そんな敷居高めのWestonですが、スニーカーならもっと気軽に履けるのではと購入したのがこちら。 

お値段はWestonの上記の銘品たちと比べるとそこまでではないのですが、ちょっとやはりおじさん感が否めません。。。

『餅は餅屋』。スニーカーはスポーツブランドのモノを素直に購入した方がしっくりくるようです。

またひとつ勉強になりました。Au revoir!

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ソールもなかなか凝ってます

 

 

ベダ&カンパニー No.8 『トレンドもの』 の高級時計

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ベダ&カンパニー No.8

かつて多くのファッション雑誌・時計雑誌で取り上げられ、人気を博した『ベダ&カンパニー』社のNo.8。

特に純正のクロコの編み込みベルトが特徴的で、おぎやはぎの矢作さんや岩城滉一さんが身に着けていたこともある、人気商品でした。

純正ベルトは後で追加購入すれば良いかと思い、ブレスモデルを十数年前に購入しました。

でも・・・やっぱり手放すことになりました。

時計自体には何の不満もなかったんです。はい。

別に精度が悪いわけではなく、高級感が無いわけでもない。

でもやっぱりある程度の歳になると、ひと目で理解してもらえるようなものでないと、ちょっと色々面倒なんです。(↓以下、やり取りの例)

『カッコいい時計、してますね!』

『ああ、うん。。。』

『カルティエですか?』

『いや、ベダ。』

『ベダ?』

『・・・えっと。。。』

という感じで面倒なんです。

せっかくカルティエと同じような額のお支払いをするのであれば、だったらもうカルティエでいいじゃん。となるわけです。

デザイン的にはベダの持つ素晴らしいデザインは目を引くのですが、周りは何だかわからない(一見高そうだけど、高いのかどうかもよくわからない)時計のリアクションに困るわけです。

だったら、『カルティエです。良い時計です。何か?』とハッキリ主張してあげた方がよっぽどシンプルです。

しょせん、世間一般では腕時計の話はその程度の雑談&世間話トークなのですから(笑)。

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時計の質感だけでなく、アクセサリー、付属品にも世界観を感じます

『何言ってんだ!他人がどう思おうなんて関係ないでしょ。自分が好きならそれでよいよ』という時計ファンの方にお叱りを受けそうですが、ワタシは別に腕時計のマニアでもなく、単に腕時計をファッションの一部として考えているだけですので、お許しください<(_ _)>

ということで、ベダ君はワタシの手元を巣立ち、いまは新しい所有者のもとで大事に使ってもらっているのではないかと思います。

ベダ君の代わりにベンチに入ってくれたのがブライトリングのモンブリラン 01リミテッド。

青いダイアルが爽やかな上に、ブライトリングというわかりやすい出自がワタシの時計ライフを少しシンプルにしてくれています。

(モンブリランについては別記事で触れていますので良かったら読んでみてください)

 

『トレンドもの』の高級時計への思いは長続きしませんので、みなさんもアトンショ~ン!

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ブレスもダイアルもなかなか質感が高いんですが・・・

オリス ポインターデイト “小さすぎるのも問題”

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オリス ポインターデイト

オリスのポインターデイトです。

既に廃盤品のものでしたが、アンティーク感や緻密なデザインが気に入って購入しました。

ベルトもいつものモレラートのものに交換し、なかなかアンティークっぽく味のある佇まいになりました。

デカ厚時計のトレンドが去り、各時計メーカーも徐々に新作の小型化を進めているところですが、こちらのオリスは32ミリ径!

ボーイズの扱いですが、さすがに男のワタシには無理がありました・・・

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32mmの径はボーイズ扱い・・・

デザインや佇まいは抜群なのですが、実際に身に着けると32ミリ径はちょっと小さすぎる。何だかレディースの腕時計をしている、ちょっとコワイ人に成り果てました(涙)。

 小さすぎる時計もダメなんだなぁと身に染みたお買い物でした。

いまは手元を離れて、どなたかの腕におさまっていることと思われます。

サイジングは大事ですな。

A bien tot! 

MHL腕時計 ”ファッションウォッチは40歳超えるとヤバい”

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 単純に腕時計が好きで、高級時計・トイウォッチ・ファッションウォッチとこだわらずにデザイン重視で買い求めてきたのですが、すでにたどり着いている境地があります。

それは、『40歳過ぎてファッションウォッチはヤバい』ということです。

まずファッションウォッチの定義って何でしょう?

これは人によると思いますが、ワタシにとっては『ファッションブランド・ショップが自社の名前を付けて販売するオリジナルウォッチ』です。

なので、このMHLもそうですが、ディーゼルとかAPCに加えて、BEAMSやSHIPSといったセレクトショップのオリジナルも含まれます。(高級時計を始めたラルフローレンはちょっと微妙ですが。)

時計自体のデザインは上手にデザインされており、各ブランドの世界観が良く出ているものもあります。でも、やっぱりその世界観の行きつく先が『ファッションブランド』なんです。これは40代ではキツイ。。。

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時計自体はシンプルで良いデザイン

40代と言えば会社組織でも地域付き合いでも、友人付き合いでもそれなりに『信頼感』が求められます。そんな40代がちょっとライトな若者文化のファッションウォッチを着けてしまうと、何だかチグハグになってしまうんです。

『いやいや、買う前にそんなことわかるでしょ』とツッコミを頂きそうですが、時計自体のデザインが良いと素直に欲しくなっちゃうんです、時計好きって(笑)。

このMHLの時計も、シンプルなデザインにNATOストラップ2本セットとあって、なかなか面白かったのですが、やはり着けてもしっくりこないんですよね。

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このMHLはすでに手放しましたが、次はやっぱりIWCのマークシリーズでNATOストラップにしようと固く心に誓った次第です。

カジュアル時計でもやっぱり気を抜いてはいけませんね。

ではまた Au revoir !

 

萩焼 鬼萩 by 黒田岳 酒器  ”複雑な佇まい”

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今日もまた酒器のお話。

日本の焼物の世界?では『一楽、二萩、三唐津』という表現があるそうです。

どれも江戸時代の茶人に愛された、格式の高い産地だそうです。

そんな格式とは無縁の、単なる酒飲みのワタシですが、こちらの萩焼の酒器(湯飲み?)もよく活用させていただいております。

萩焼の陶芸家である黒田岳さんが作られた鬼萩シリーズになります。

粗い萩の土を使用し、ピンクやクリーム、ヒビ模様やコゲといった鬼萩ならではの玄妙な世界が表現されていますね。

以前にご紹介させていただいた京焼の華やかさとはまた別の趣があり、その複雑な佇まいはどう表現すれば良いか難しいですが、荒々しさと繊細さが共存したような、そんな酒器ですね。

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鬼萩 南地工房 湯飲み by 黒田岳

 商品には、

『土と火とそして 私自身の間を右往左往している日々の中で焼けたものです。億万年の眠りを喰っていた土は 熱い目に合い迷惑顔かも知れません。』

というメッセージが添えてありました。

とても深いですね。

蕎麦や天ぷらなんかと一緒に、日本酒と合わせたいですね。

 

いやぁ日本って本当によいものですね。

水野晴郎でした。

あ、ちがう間違えました。Desole~。

 

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ブラウン腕時計 ”ファッションウォッチと工業製品のあいだに”

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中島みゆきの名曲に『空と君のあいだに』というのがあります。

おじさんにしかわからないかもしれませんが(笑)。

何の関係もないのですが、また腕時計の話。

ブラウンの製品は工業製品のデザインとしてはピカイチで、目覚まし時計やシェーバーなど、様々な名作があります。

そんなブラウンは腕時計も作っており、こちらのBNH0032のホワイトはシンプルでクリーンなデザインがとっても秀逸。

シンプルデザインの極みと言っても良いかと思います。

でも・・・何か違うんです。やっぱり一般工業製品と腕時計はセグメントが似て非なるもの。

自宅に置くものはシンプルで主張しない方がしっくりくるのですが、腕時計はそれだけではダメ。何か身に着けたくなる色気が欲しいんです。

そういう点からみると、ブラウンの腕時計は無味無臭(失礼!)。

20代・若草薫る爽やかな草食系の方には良いかもしれませんが、やはり40代のおじさんにはちょっと物足りないのです。

言うなればこの腕時計は、『ファッションウォッチと工業製品のあいだ』という立ち位置なのかもしれません(良かった、やっとタイトルに到達!)。

40代でこの謎の立ち位置の腕時計をするのはやはり危険ですね・・・(はい。すぐに手放しました。)

アトンショ~ン!

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ミラネーゼブレスっていうのもちょっと・・・

 

エシュン(HESCHUNG) “こだわりのフランス靴”

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エシュン Uチップ

フランスではパラブーツに近しい認知度と人気を誇るエシュン(HESCHUNG)。

路面店舗の世界観は、むしろパラブーツよりもクセが強いです。

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エシュン パリ路面店

エシュンはアルザス(ドイツ国境近く)で作られる靴。スイス・イタリアに近いフランス中南東部で製造されるパラブーツとは歴史も哲学も異なりますが、何だか並べてみるとよく似た印象なのは、やはりフランス人の持つ感性なのでしょうか。

見た目はパラブーツによく似ていますし、価格もフランスではほぼパラブーツと同等。

約2年ほど履いていますが、いやこれもまた強い。雨にも泥にも全くヘコタレません。

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シボのレザーもなかなか味わいがあります。

パラブーツと若干異なるのが、その靴型(ラスト)。どちらかというと印象的にはパラブーツよりもウエストンに似ているのかもしれません。

もっと評価されて良いSHOE MAKERだと思います。

日本における知名度がほとんどないので、これから海外でのマーケティングに力を入れる必要がありますね。

ややロングノーズ目のラストは、ややカジュアルなビジネススタイルにも対応。活用範囲は広いですよ~。

みなさん、ぜひお試し Allez!

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