"REVUE DU LUXE" ~ 自腹散財による逸品レビュー

紳士靴・腕時計など、自腹散財の感想&レビューを、40代男性視点で発信中!

ジャガールクルト レベルソ・デュオ “1粒で2度おいしい歴史的名作”

f:id:EXTRABRUT:20200419204237j:plain

ジャガールクルト レベルソ・デュオ(白盤面)

ワタシの腕時計のラインナップでも、トップ3に入るのがこのレベルソ・デュオ。

何がスゴいのかって、ポイントは本当にたくさんありますが…まずはやはり、『レベルソ』であること。

レベルソは唯我独尊であり、ひと目で誰が見ても素晴らしいデザイン&質感の時計だと認識されます。

そしてデュオの持つ特殊性、『2面フェイス』です。ひっくり返すことで盤面が異なる表情を示すデュオは、レベルソの中でも特別な価値があります。

f:id:EXTRABRUT:20200419204745j:plain

こちらがひっくり返した黒盤面。印象がだいぶ変わります。

デュオでないレベルソ(反対側が金属ケースのもの)は、そもそもあまりひっくり返す機会がありませんので、実質使い道がありません・・・

(もともとはポロ競技をするときにひっくり返して盤面のガラスを保護するために作られたそうですが、ポロやること、まあ人生でありませんよね・・・)

ひっくり返すことの意味を体感できるのは、やはり『2面フェイス』のレベルソ・デュオならではの楽しみですね。

また角形腕時計としてほかに選択肢が少ないことも、レベルソが常に評価される一因かもしれません。

(ジラールペルゴは少しマニアック、カルティエはちょっと女性的なので好みが分かれます)。

残念な点を敢えて挙げると、『手巻きムーブメント』であることくらいでしょうか。手巻きが好きな方もいらっしゃいますが、やはり一般ユーザーとしては、朝、出かける前にゼンマイを巻いても、飲み会の頃に時計が止まってしまっていることがしばしば。もちろん、夕方に再度巻けば良いのですが、忘れがちでよく時計が止まってしまいます。

また、この時計ならではの問題点としては、白盤面が日焼けしやすいことかと思います。この時計を中古で探していた時、ほとんどの個体が白盤面がヤケてしまっており、クリーム色っぽくなっていました。(まあそれも味で良いのですが)

いずれも決してく致命的な問題点ではないので、ほぼこの時計はパーフェクトと言ってよいかと思います。

みなさん、ぜひお試し Allez!

f:id:EXTRABRUT:20200419204837j:plain

縦長時計はサイズ感が難しいですが、これはジャストサイズ